8月1,2、3日は、新潟県、長岡市まつりが開催されました。
http://nagaokamatsuri.com/index.html
その、2日、3日の二日間、大花火大会が2夜連続で、行われました。私も、おそらく30年近くぶりに、その長岡花火を見に出かけて来ました。友人が、有料席の抽選に当たったそうで、その場所にお邪魔させて頂き、一番フロントエリア、信濃川長生橋の河川敷という、特等エリアでの観覧でした。素晴らしいかった。。。本当に、迫力満点!
長岡の花火は、正三尺玉が有名で、私が子供の頃から。それは知っていました。花火大会の最後に、ドーーーンと、上がる三尺玉の響きは、おぼろげに印象に残っている程度です。
そして、長い間、それこそ30年近く、帰国はしても、花火の時期とは合うことがなかったので、噂にだけは、聞いていました。現在、この正三尺玉は、3連発です。これ、すごいです。
元々は、このお祭りの花火は、長岡空襲の慰霊から始まったものでした。なので、花火大会の最初は、この慰霊と平和の祈りを込めて、とても静かに始まります。それが「白菊」で、とても繊細で、きれいな花火です。終戦記念日15日には、姉妹都市、ハワイのホノルル市でも、この長岡の花火が打ち上げられるそうです。。。ホノルル市長さんも、この日長岡花火大会に来られて、挨拶していました。
決定的に長岡花火が変貌を遂げたのは、中越地震の後なんだそうです。復興の祈りを込めて、地元の人たち、花火師さん、もろもろの協力で、復興花火を上げることになったのが、きっかけで、長岡の花火は、一気に活力が上がったそうです。同時に、コンピューターを駆使したいろんな打ち上げタイミング技術がアップ、そのうえSNSなどの情報の拡散、他の花火大会との競争、いろんなところから、長岡の花火がどんどん規模も大きくなり、全国区になっていったのでした。
その、有名なのが「フェニックス」という6つ並んだ花火連発。物凄い威力と輝きでした。
ちなみに、唯一自分で撮った花火写真。はっきり言って、写真で撮る余裕なかったわー。どうせ、撮ってもね、下手なんで。こういうの。もっと上手な人の見れるしね!
ところで。わたしは、ちょこっとした、花火オタク(といっても、ほんの触りだけで、オタク、というのは憚れますが。。)で、花火関係のドキュメンタリー番組を見るのが(聴くのも)好きです。
日本では、花火大会が各地、4500回くらい開催されるそうで、日本国民は花火が大好きな国民なのですね~~。
日本の花火を見慣れている多くの日本人の人は、自国の花火のレベルの高さに慣れてしまっているので、きっと、海外の花火をみたら、ショックを受けるに違いありません。
ちなみに、ワシントンDCの独立記念日に上がる花火は、長岡のレベルと比べたら「お遊び」と言ってもいいくらいで(DCの花火師さん、ゴメン!でも、本当なのよ~)上がり初めて20分ほどで終わり、休憩花火前後のレベルです。(休憩花火は、花火と花火の間にあがる、ちょっと息抜きの花火があるんですが、そのくらい)
ちなみに、花火の発祥は中国ですが、日本が花火の技術をどんどん上げたのは、なんと。江戸時代。
鎖国をやっていた、ということ、他国がで火薬をせっせと武器として使っていた所で、日本は、火薬を平和利用することで、花火の技術が進んだ、とのことです。
いろいろ言われる江戸時代の鎖国ですが、これがなかったら、日本の花火文化は、花開いていなかったかもしれない、と思うと、、ま、よかったのかもしれませんね。。
ハナビスト花火研究家、冴木一馬さんが、この前私がいつも聞いている、日曜天国に出ていらして、
以下のようなことをおっしゃっておられました。
日本の花火は、まず、まあるぃ球形。どこから見ても、美しい円形。海外ものは、シリンダータイプのものが多く、まあるく上がらないんだそうです。あと、日本の花火は、色の変化が物凄いですよね、それもとにかく鮮やかでカラフルに色が変わり、とにかく目に見て煌びやか!! ちなみに海外では、この技術はできないのだそうです。日本だけ、でみられる奥深い技術なんだそうです。。。確かに。おっしゃる通り!
花火の種類は
「わりもの」菊 ぼたん、と呼ばれる、 丸く開く、 色のいろいろ。いわゆる、一般的花火のイメージがある、スタンダードタイプ。
「ぽかもの」柳・落ち葉・蜂、と呼ばれる、上空で小さく破裂して、その中からいろいろ出てくるもの
「かたもの」ハート、ニコニコマークなど、、形もの。
どのような花火が、美しいと言われるものか。以下がポイントだそうです。
@座りがいい=まんまるになる どの時点で開くか? 時速0の所で、きれいに開くこと。
@ぼんが綺麗=破裂したときのきれい度 「ぼん」
@張りがいい=放射上に、均一に広がっているか?
@消え口がいい=一斉に開き、一斉に消える、その潔さ
このポイントをチェックしながら花火を見るのが、花火オタクの視線なんだそうです。。。私も、これを聴いていたので、今回はこれらのポイントをチェックしながら、、なーんて思っていましたが、始まったら、そんな心の余裕はなく、一瞬一瞬に花開く展開に、目も心も意識も奪われて、すっかり忘れていました。笑
花火は手作り。職人さんの腕がものをいいます。火薬の微妙な詰め方や、ミリ単位の器用さでいろいろな技術を駆使して、夜空を彩るわけなのですが、花火が成功するかどうかは、一発勝負。失敗が許されません。花火大会のシーズンが終わったら、また来年の夏まで、準備期間に入っていく、花火師さんたち。暑い夏、汗を流して花火を準備する姿を、アメリカのドキュメンタリーで見たことあります。なんか、とっても心を動かされてました。アメリカ人の花火師さんの話でしたが、彼らなりに、一生懸命な姿。ほんっと、頑張って!と言いたくなります。
これから、まだまだ花火大会が各地たくさん開かれると思いますが、本当に貴重で、素晴らしい日本の文化であり、技術なんだと、改めて知らせたい!と心から思った次第です。
ちなみに、花火大会の人出は、尋常ではありませんでした。。すごい人出で、ちょっと驚愕でした。暑いし、人出もすごいし、本当に体力すごくいるけど、今回の花火は、とってもいい思い出になりました。。。
辺り一面の人々。。
日本って、やっぱりすごいなぁ。。。
ビンちゃんや、お父さんにも見せてあげたかった、です~~。
http://nagaokamatsuri.com/index.html
その、2日、3日の二日間、大花火大会が2夜連続で、行われました。私も、おそらく30年近くぶりに、その長岡花火を見に出かけて来ました。友人が、有料席の抽選に当たったそうで、その場所にお邪魔させて頂き、一番フロントエリア、信濃川長生橋の河川敷という、特等エリアでの観覧でした。素晴らしいかった。。。本当に、迫力満点!
長岡の花火は、正三尺玉が有名で、私が子供の頃から。それは知っていました。花火大会の最後に、ドーーーンと、上がる三尺玉の響きは、おぼろげに印象に残っている程度です。
そして、長い間、それこそ30年近く、帰国はしても、花火の時期とは合うことがなかったので、噂にだけは、聞いていました。現在、この正三尺玉は、3連発です。これ、すごいです。
元々は、このお祭りの花火は、長岡空襲の慰霊から始まったものでした。なので、花火大会の最初は、この慰霊と平和の祈りを込めて、とても静かに始まります。それが「白菊」で、とても繊細で、きれいな花火です。終戦記念日15日には、姉妹都市、ハワイのホノルル市でも、この長岡の花火が打ち上げられるそうです。。。ホノルル市長さんも、この日長岡花火大会に来られて、挨拶していました。
決定的に長岡花火が変貌を遂げたのは、中越地震の後なんだそうです。復興の祈りを込めて、地元の人たち、花火師さん、もろもろの協力で、復興花火を上げることになったのが、きっかけで、長岡の花火は、一気に活力が上がったそうです。同時に、コンピューターを駆使したいろんな打ち上げタイミング技術がアップ、そのうえSNSなどの情報の拡散、他の花火大会との競争、いろんなところから、長岡の花火がどんどん規模も大きくなり、全国区になっていったのでした。
その、有名なのが「フェニックス」という6つ並んだ花火連発。物凄い威力と輝きでした。
ちなみに、唯一自分で撮った花火写真。はっきり言って、写真で撮る余裕なかったわー。どうせ、撮ってもね、下手なんで。こういうの。もっと上手な人の見れるしね!
ところで。わたしは、ちょこっとした、花火オタク(といっても、ほんの触りだけで、オタク、というのは憚れますが。。)で、花火関係のドキュメンタリー番組を見るのが(聴くのも)好きです。
日本では、花火大会が各地、4500回くらい開催されるそうで、日本国民は花火が大好きな国民なのですね~~。
日本の花火を見慣れている多くの日本人の人は、自国の花火のレベルの高さに慣れてしまっているので、きっと、海外の花火をみたら、ショックを受けるに違いありません。
ちなみに、ワシントンDCの独立記念日に上がる花火は、長岡のレベルと比べたら「お遊び」と言ってもいいくらいで(DCの花火師さん、ゴメン!でも、本当なのよ~)上がり初めて20分ほどで終わり、休憩花火前後のレベルです。(休憩花火は、花火と花火の間にあがる、ちょっと息抜きの花火があるんですが、そのくらい)
ちなみに、花火の発祥は中国ですが、日本が花火の技術をどんどん上げたのは、なんと。江戸時代。
鎖国をやっていた、ということ、他国がで火薬をせっせと武器として使っていた所で、日本は、火薬を平和利用することで、花火の技術が進んだ、とのことです。
いろいろ言われる江戸時代の鎖国ですが、これがなかったら、日本の花火文化は、花開いていなかったかもしれない、と思うと、、ま、よかったのかもしれませんね。。
ハナビスト花火研究家、冴木一馬さんが、この前私がいつも聞いている、日曜天国に出ていらして、
以下のようなことをおっしゃっておられました。
日本の花火は、まず、まあるぃ球形。どこから見ても、美しい円形。海外ものは、シリンダータイプのものが多く、まあるく上がらないんだそうです。あと、日本の花火は、色の変化が物凄いですよね、それもとにかく鮮やかでカラフルに色が変わり、とにかく目に見て煌びやか!! ちなみに海外では、この技術はできないのだそうです。日本だけ、でみられる奥深い技術なんだそうです。。。確かに。おっしゃる通り!
花火の種類は
「わりもの」菊 ぼたん、と呼ばれる、 丸く開く、 色のいろいろ。いわゆる、一般的花火のイメージがある、スタンダードタイプ。
「ぽかもの」柳・落ち葉・蜂、と呼ばれる、上空で小さく破裂して、その中からいろいろ出てくるもの
「かたもの」ハート、ニコニコマークなど、、形もの。
どのような花火が、美しいと言われるものか。以下がポイントだそうです。
@座りがいい=まんまるになる どの時点で開くか? 時速0の所で、きれいに開くこと。
@ぼんが綺麗=破裂したときのきれい度 「ぼん」
@張りがいい=放射上に、均一に広がっているか?
@消え口がいい=一斉に開き、一斉に消える、その潔さ
このポイントをチェックしながら花火を見るのが、花火オタクの視線なんだそうです。。。私も、これを聴いていたので、今回はこれらのポイントをチェックしながら、、なーんて思っていましたが、始まったら、そんな心の余裕はなく、一瞬一瞬に花開く展開に、目も心も意識も奪われて、すっかり忘れていました。笑
花火は手作り。職人さんの腕がものをいいます。火薬の微妙な詰め方や、ミリ単位の器用さでいろいろな技術を駆使して、夜空を彩るわけなのですが、花火が成功するかどうかは、一発勝負。失敗が許されません。花火大会のシーズンが終わったら、また来年の夏まで、準備期間に入っていく、花火師さんたち。暑い夏、汗を流して花火を準備する姿を、アメリカのドキュメンタリーで見たことあります。なんか、とっても心を動かされてました。アメリカ人の花火師さんの話でしたが、彼らなりに、一生懸命な姿。ほんっと、頑張って!と言いたくなります。
これから、まだまだ花火大会が各地たくさん開かれると思いますが、本当に貴重で、素晴らしい日本の文化であり、技術なんだと、改めて知らせたい!と心から思った次第です。
ちなみに、花火大会の人出は、尋常ではありませんでした。。すごい人出で、ちょっと驚愕でした。暑いし、人出もすごいし、本当に体力すごくいるけど、今回の花火は、とってもいい思い出になりました。。。
辺り一面の人々。。
日本って、やっぱりすごいなぁ。。。
ビンちゃんや、お父さんにも見せてあげたかった、です~~。
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by kimi2812
| 2015-08-07 10:17
| 徒然なる日々の生活